こどもの病気の対応
―こどもの薬物療法…の夢―
大分県日田市に、今は観光名所になっている、古い薬局があります。
太平洋戦争が終わる頃まで、同店が販売していた日本丸(にほんがん)という薬のうたい文句は、飲んだ寝た起きた治った

私もお薬を処方するときは、常にこの言葉を念頭においているのですが。

 「どうです?少し良くなりました?お薬飲めました?
父親 それがセンセイ、あの薬、飲まん、寝らん、吐いた、治らん
…ですたい、どげんしたら良かとですかね
(アチャあ!…お薬飲まん?それじゃあ治るものも治らんですよ!…と言うのは、患者さんへの責任転嫁かな?)

(
あの薬まずいもんねえ、仕方なかですたい、製薬メーカーも、もう少しましな味のお薬ば作ってくれんとですねえ…。こんなこと言うと、メーカーへの責任転嫁かな?)

まあ、こんどはうまく飲めなかったけど、他にもあります
し、大きくなったら、いろいろ飲めるようになりますよ
父親 センセイ、一発で効く薬っちゃなかとですか?
 「(エッ?一発で効く?それは確かバイア…?おっ、そうそう) 
ありますとも。当院秘伝、門外不出。その名も一発丸
父親 そ、それ私にください、何だか期待できそうな予感が
 「欲出してまとめ飲みはだめですよ。ところでお子さんは
   
ここで、ようやく目が覚めた…。あほな夢でした。春らしい。
BACK《 ■ 》NEXT