こどもの病気の対応
―予防接種の仕方について―
子ども ウワーン、痛いよう、イヤダ、いやだ、注射せんと?
母親 そんなことせんよ、なーんも痛いことない。
医師 ムニャムニャ(われ関せず)
看護婦 お母さん、しっかり抱いて下さいね(仏さま風の笑顔)
子ども ほんとに注射せん?痛くなあい?
母親 あんた何言いようと?だあれも痛いことなんかせんがね。
子ども せんせい、ほんとに注射せんと?痛くないと?
医師 ハラホロヘレ(ハザマ○○ペイさん風)
ガサガサゴソゴソ(こっそり注射器の準備)
次の瞬間……。
子ども イッターイ!イータカッター。
母親 ほら、終わったろ、痛くなかったろ、あっと言う間やったね。
医師 ハーイ、とってもえらかったね、終わりましたよ。
看護婦 良くがんばったね、お利口でしたあ。
子ども ウワーン!(もう誰も信じないという顔つき)
母親 しつこいねえ、いつまでも泣かんと、痛くないっちゃけん。
医師 (今のはちょっと痛かったかも…)ハーイ、ではまたね。
以上が当院での予防接種における、一般的状況ですが…。
4人の会話の中で、正直な態度をとっているのは、子どもさんだけ。
他は暗黙の了解のもと、だましの連携プレーをやっているわけですね。

子どもさんへの予防接種では、針の操作という危険な作業を、正確に、手短に、かつ安全に実行するために、非常に神経を使います。


途中で大きく動かれると大変危険です。
お母さんお父さん、心を鬼にしてしっかりお子さんを抱いてくださいね。
今日も安全第一の接種を心がけて、私もポーカーフェイスを続けております
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