こどもの病気の対応
―精神の病の本について―
角川書店から「精神科医はいらない」という本がでたので早速読みました。著者の下田治美さん自身も「うつ病」の経験がある方です。

うつ病という精神病は、まだ本当の原因は不明ですが、脳の中で大切な役割をはたしている化学物質のいくつかが、どうやらうまく仕事をしてくれないために起こるようです。

うつ病にかかると、あたかも巨大な雨雲が空を覆うように、ネガティブな感情が、患者さんの全体をすっぽりと覆ってしまいます。
雨雲というのは塊で、大きさや厚さや広さはさまざまですね。
突然に太陽が顔をだすようにうつから躁(そう)に変わることもあります。

精神病なんて「自分だけは絶対にかからないだろう」と考えるのは間違い。
いつかかるかも知れないと考えたほうが正解に近いでしょう。
稀ではなくありふれた病気ですし、確実な予防法もありません。
しかし適切な薬物療法でうまく状態をコントロールすることは可能です。
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