こどもの病気の対応
―声にだして読みたい病気―
おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)あたまか、たまか、はたまたはら
→ 合併症は頭(無菌性髄膜炎)、玉(のそばにある副睾丸炎)、腹(膵炎)が多い。ほかに耳(神経性難聴)、乳(乳腺炎)、甲状腺炎など。
おたふくかぜは、合併症が多く有効な治療薬がない病気です。

みずぼうそう(水痘)と天然痘夜空の星、満開の桜
→ どちらの病気も水疱が皮膚に生じるので一個ずつを見ると鑑別が難しいことがあるが、水痘の発疹はいろいろの時期の発疹が混じるために、夜空の星(一等星〜十三等星まで)に例えられる。天然痘では赤い斑点→水疱→膿疱→痂皮と一斉に変化するので満開の桜となる。
天然痘は絶滅され、今日ではすっかり過去の病気となりました。

プール熱(咽頭結膜熱)ちょっと泳いでさあ大変。5泊6日のしつこいお熱、目はれ、のどはれ、首もはれ。
→ 夏に多い、アデノウイルス感染症の高熱バージョン。プールだけでうつるわけではないが、病名にひっかけて覚えやすくしている。
5日間続く高熱、結膜炎、化膿性扁桃炎、頚部リンパ節炎など。

川崎病たらこ唇、真っ赤なお目め、ブツブツいっぱい、ノドもはれ、手足パンパン、首もはれ、高いお熱で、薬も効かぬ。
→ 幼児期に多い原因不明の病気で、ガンマグロブリン療法が有効です。
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