自著紹介
  
ナオとケイタのお庭探検 ナオとケイタのお庭探検

   一木貞徳 作    Kaoru  画

内容紹介

 本書は、小児科医として、心の相談を受けた時に子どもさんの訴えを理解するのに
有用な技法として、私が考案し実行している「象徴的園芸療法」について分かりやすく
解説したマンガです。

 園芸療法が、心の健康回復に有効な治療手段であることは広く知られています。
庭に出て、太陽の下で土や水や種子に触れることで、知らず知らずのうちに、 私
たちは回復へのパワーを得ることができます。隠喩(メタファー)としてのメッセージ
が園芸という作業から伝わってくるからでしょう。

  しかし、実際に庭にでることがなくても、想像力によって園芸療法と同じような効果
を得られるのではないかと考え、試行錯誤をくり返して、 「象徴的園芸療法」を考案
しました。前述のように、実際には象徴(シンボル)というよりも隠喩によって全体が
構想されているため、正確には書名を「隠喩的園芸療法」とすべきなので すが、
語感がもたらすイメージから、あえて「象徴的園芸療法」にしました。
 
  児童精神医学の専門的トレーニングを受けた経験のない私が、心の相談に来られた
患者さんとご家族を目の前にしたときに、どのような思考過程で解決を目指そうとして
いるのか、少しでもご理解いただけるのではないかと思っております。
 
  またこの方法は、どなたにとっても、自分や、自分と家族の関係を理解するために
有用であると思っています。
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